小学校卒業式の祝辞|PTA会長あいさつ例文と作り方【そのまま使える】

【小学校卒業式】PTA会長の挨拶・祝辞例文|作成・スピーチのポイント

小学校の卒業式で、PTA会長として祝辞を依頼されると

  • 何を話せばいいのか分からない
  • 感動する内容にしたい
  • 長すぎないか不安
  • 失敗したくない

このように悩む方がとても多いです。

PTA会長の祝辞は、保護者代表として子どもたちの成長を見守ってきた立場から伝える、大切なメッセージ。

この記事では、

  • そのまま使える祝辞例文
  • 祝辞の基本構成
  • 作り方の手順
  • 失敗しないコツ

を分かりやすく解説します。

初めて祝辞に挑む方でも安心して準備できる内容です。

この記事を読んでほしい人

小学校のPTA会長として子どもたちの心に残る祝辞を考えている人

\この記事を書いた人/

あゆろぐふきだし用画像2

かのしあ

女の子と男の子の2児の父。
子どもが通った小学校でPTA副会長を3年、会長を6年務める。その間、さまざまな場面において人前での挨拶を経験。入学式と卒業式で述べた祝辞は合計11回。その経験から、PTAに奮闘している方々の手助けをしたいと思い、小学校のPTAについて書いています。
仕事は普通のサラリーマン。Webマーケティング業務に携わり、集客のためのコンテンツ作成やWeb広告に勤しむ毎日。ChatGPTなどのAIツールも絶賛活用中。

目次

PTA会長の卒業式祝辞とは?

祝辞イメージ画像

PTA会長の祝辞は、来賓祝辞の中でも最も保護者に近い立場のあいさつです。

役割
  • 卒業生へのお祝い
  • 成長への称賛
  • 保護者へのねぎらい
  • 学校への感謝
  • 未来へのエール

校長先生の式辞が「学校代表」なのに対し、PTA会長は家庭・地域代表の視点で話すのが卒業式の祝辞です。

祝辞の基本構成テンプレート

挨拶文の構成

祝辞は、次の5構成で作るとまとまりやすくなります。

① お祝いの言葉

卒業生への祝福から始めます。

例:
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます

② 成長の称賛

6年間の努力や変化に触れます。

③ 思い出・エピソード

行事や学校生活の様子を入れると感情が伝わります。

④ 感謝

先生・保護者・地域への謝意。

⑤ 未来へのエール

中学校生活や、将来のへの期待で締めます。

⑥ その他の構成

また、次のような構成でも問題ありません。

  1. お祝いの言葉(卒業生へ)
  2. 本文
  3. お祝いの言葉(保護者へ)
  4. 感謝の言葉(学校・先生へ)
  5. 日付・名前

⑦ 祝辞の構成・内容を考えるのにおすすめの書籍

祝辞を考える時におすすめの書籍をご紹介します。校長先生の式辞の文例が多数掲載されていて、構成も含めて、内容を考える際にとても参考になります。

祝辞は何分がおすすめ?文字数の目安

祝辞の文字数・スピーチ時間の目安

祝辞の目安は3~5分

祝辞でスピーチする時間の目安は3〜5分です。原稿用紙1枚(400文字)で約1分なので、3〜5枚が目安です。

ただ経験上、原稿用紙1枚(400文字)を1分のペースで読むと早口になってしまい、子どもたちにとっては少し聞き取りづらくなります。私の子どもに確認したら「ちょっと早口だね」と言われました。

したがって、1枚を1分30秒程度で読むのがちょうど聞き取りやすいスピードなので、原稿用紙3枚(1200文字)がちょうどいい文字数です。

祝辞のテーマ|伝えたいメッセージを考える

祝辞のテーマ|伝えたいメッセージを考える

子どもたちや保護者へのお祝いの言葉、先生や学校への感謝の表現は、定型的なフレーズになるので重要なのは本文です。

まずは子どもたちに伝えたいメッセージを考え、本文に盛り込みます。その際、子どもたちが小学校生活の中で取り組んだエピソードを例に挙げるのもおすすめです。例えば学習発表会は、子どもたちが「テーマ」を持って取り組むので、学習発表会のテーマが、自分の伝えたいメッセージと重なるのであれば祝辞に盛り込むことができます。

※実際に、学習発表会の内容を祝辞に盛り込んだ例文はこの後ご紹介いたします。

私が子どもたちに伝えたかったメッセージ
  • 感謝の気持ちを忘れない
  • 夢を持つことの重要性

事前準備・卒業式当日のポイント

スピーチの時に気をつけたいポイント

祝辞を述べるときに気をつけたいポイントもご紹介します。

祝辞は何度も読み返す

祝辞が完成したら、声に出して何度も読み返してください。

実際声に出すと噛みそうになったり、一文が長くて息が続かなくなったりする箇所があります。文字を目で追うだけでは気づかないので、必ず声に出して読んでみて、言いづらい箇所があれば修正してください。

祝辞用紙を見ながらOK。暗記する必要はない

祝辞用紙に書かれた文を読みながらスピーチしても問題ありません。祝辞用紙は文房具店で購入できますし、印刷可能なテンプレートもあります。

祝辞用紙印刷テンプレートはこちら

自分が思う以上に大きな声で

スピーチの時は、自分が思う以上に大きな声を出してください。

ステージ上ではマイクを通じて自分の声が大きく聞こえますが、体育館の後方にいる人たち、特に保護者の方々には、意外に聞き取りにくい程度の音量になってしまいます。

スピーチはできる限り大きな声を出すようにしてください。

スピーチはゆっくり

早口にならず、ゆっくりスピーチしてください。

ステージに上がると緊張もあって早口になりがちですが、子どもたちが聞き取りづらくなるので、ゆっくり話すことを心がけてください。

ゆっくり読むコツは、一文と一文の間(読点のあと)に一拍置くことを意識することです。一文をゆっくり話すことに加えて、読点のあとに間を取るようにしてみてください。

▼私の失敗談に関する記事も参考にしてください

小学校の卒業式祝辞例文

それでは実際に私が卒業式で述べた祝辞を紹介します。コピペOKなので、ご自身でアレンジして使用してください。


卒業生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。

6年前の入学式ではまだ小さかった皆さんが、この六年間で知識や経験を積み重ね、心も体も大きく成長したことをとても頼もしく思えます。特に六年間の集大成となった最高学年としての一年間は、様々な場面で下級生の手本となり、運動会などの行事では、私たち保護者にもたくさんの感動を与えてくれました。その中でも、仲間の大切さを演じた学習発表会の劇、「人間になりたがった猫」の素晴らしい舞台は、今でもあの時の感動とともに蘇ってきます。見事な演技を披露するために、一人一人が努力を積み重ね、仲間と力を合わせることができたからこそ、見る人に感動を与えられたのだと思います。このように、素晴らしい仲間に出会い、自分自身の持てる力を存分に発揮してきた皆さんですが、いよいよ四月からは中学生です。〇〇小学校で培った力を礎に、新しいステージに進む皆さんのさらなる活躍を期待して、私からは二つのことをお話ししたいと思います。

一つ目は、「情熱を傾けることができる夢や目標を持つ」ということです。「偉大なことをやり抜くただ一つの方法は、心から大好きだと思えることをすること。まだ見つかっていないなら、見つかるまで探し続けなければいけない。たとえ挫折したり失敗したりても、好きなことならもう一度立ち上がり情熱を傾けることができるから。」これは、アップルという会社の創業者であるスティーブ・ジョブズの、とても有名なスピーチの一節です。ジョブズはアップルの創業者であったにもかかわらず、業績の悪化を理由に30歳の時に会社を追い出されてしまいました。仕事を失ったジョブズは、しばらくはぼうぜんとし落ち込みましたが、自分が打ち込んできたことが大好きだったので、もう一度挑戦しようと立ち上がり、最終的にはアップルにもどり、皆さんもよく知っている「アイフォーン」や「アイパッド」という製品を作ったのです。皆さんがこれから進む道は、決して楽な道ばかりではありません。幾度となく迷い、悩むことに出会うこともあるでしょう。そのような時でも、情熱を傾けられる大好きなことがあればきっと乗り越えられるはずです。ぜひ、情熱を傾けることができる夢や目標を探し続け、自分の好きなこと、自信の持てることを一つ一つ増やし、自分を磨き続けてください。

二つ目は、「感謝の心を忘れない」ということです。皆さんは「ありがとう」の反対語を知っていますか。「ありがとう」の反対語は「あたりまえ」です。昨年、〇〇(地域名)は大きな地震に襲われました。電気や水道が使えず、食べるものを買うことも難しくなり、普段あたりまえだと思っていたものがあたりまえではなくなる経験をしました。そのような経験をした皆さんがだからこそ感謝の心を忘れないでほしいのです。皆さんはこの六年間で心も体も大きく成長しました、しかし、それは決してあたりまえではありません。このように成長できたのは、先生や友だち、ご家族など、多くの人の支えや励ましがあったからです。常に自分が周りの人々とのかかわりの中に生かされていること、言い換えれば決して一人ではないということを胸に刻み、それをあたりまえと思わず感謝の気持ちを持ち続けてください。感謝の気持ちを忘れない人に、人は温かい心で報いてくれます。周りの人も自分自身も大切にできる人、お互いを尊重できる人に成長してほしいと願っています。

保護者の皆様、本日はお子様のご卒業誠におめでとうございます。この晴れの日を迎えられましたことを心よりお喜び申し上げます。また、六年間、本校PTA活動にご理解とご協力をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

最後になりましたが、校長先生をはじめ諸先生方、六年間日々熱心に大切に育ててくださり本当にありがとうございました。

今日、この学校を巣立つ子どもたちが、〇〇小学校の卒業生としての誇りを持って、これから大いに活躍されることを願い、私の祝辞とさせていただきます。

令和〇〇年〇〇月〇〇日

〇〇〇〇小学校

PTA会長 〇〇〇〇


卒業生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。 

初めて登校した入学式の日からの六年間を、一つ一つ思い起こしながら、皆さんの姿を拝見しておりました。胸を張って堂々と入場する姿、壇上で卒業証書を受け取る落ち着いた態度、背筋を伸ばしてしっかりと聞いている姿、そのどれもが大変立派で、たくましく成長した皆さんを、心から頼もしく思えました。
特に、最高学年としてのこの一年間は、運動会や○○活動など、様々な場面でリーダーシップを発揮し、在校生を引っ張ってくれました。皆さんの素晴らしい行動は、在校生がしっかりと受け継いでくれるはずです。
そして皆さんは、この○○小学校で培った力を礎に、新しいステージに進みます。力強く、たくましく第一歩を踏み出す皆さんの、前途を祝福して、私からは二つのことをお話ししたいと思います。

一つ目は、感謝の気持ちを忘れないということです。
皆さんが小学校最後の学習発表会で演じた劇、「○○○○」。その中で皆さんは、人間の善と悪の部分を演じながら、「心のつながり」と「ありがとう」の大切さを伝えてくれました。そんな皆さんだからこそ、感謝の気持ちを持ち続けて欲しいのです。
皆さんは「ありがとう」の反対語を知っていますか。「ありがとう」の反対語は「あたりまえ」です。皆さんはこの六年間で心も体も大きく成長しました。しかし、それは決してあたりまえではありません。このように成長するためには、先生や友達、ご家族など、多くの人の励ましがあったはずです。常に自分が周りの人々の中に生かされているということ、言い換えれば、決して一人ではないことを胸に刻み、それをあたりまえと思わず、感謝の気持ちを持ち続けください。

そしてもう一つは、志を高く掲げ、それを叶えるための努力を惜しまないということです。
「夢や目標を達成するには一つしか方法がない。ちいさなことを積み重ねること。」
これは、今もメジャーリーグで活躍しているイチロー選手の言葉です。イチロー選手は、三歳で野球の練習を始め、三年生から六年生までの間は365日中360日、激しい練習をしたと小学校の卒業文集で書いています。
夢を実現するためには努力が必要です。夢があるからこそ努力を続けることができるのだとも言えます。ですから皆さんも、自分自身の夢を持ち、それを大切にして努力を惜しまずに歩んでいってください。

さらに夢について私がお話ししたいことは、夢は単に自分だけの達成すべき目標ではないということです。自分の夢を叶えることによって人に何を与えられるか、ということが大切なのではないでしょうか。人の役に立ちたい、人に感動や勇気を与えたい、その気持ちを持ち続けていれば、きっと周りの人も夢の実現を応援してくれるはずです。

しかしそうは言っても、いくら努力をしても、失敗したり、心がくじけそうになったりすることも沢山あります。辛いことかもしれませんが、皆さんにはその経験も必要だと思います。失敗をして気づくこともあるし、反省をすることで学ぶこともあります。また、同じように失敗をした人の心の痛みも理解できるようになるからです。辛い出来事は人を強く、優しくしてくれます。ですから、どんなにうまくいかない時も、決して夢をあきらめないでください。

皆さんが持っている可能性は、皆さんが自分で思っているものより、はるかに大きいものです。
そんな限りない可能性を秘めた皆さんが、大きな志を持って、新たな一歩を踏み出すことを期待し、次の言葉を贈り、皆さんへのお祝いの言葉とさせていただきます。

きみの力のすべてを、きみはまだ知らない。
きみは理想を抱き、そこへと向かっているが、その理想のある場所がきみの限界地点ではない。
きみが持つ力はきみが想像する以上に大きく、きみはまだまだ遠くに行けるのだ。
きみの理想を超え、それ以上の憧れの地よりもさらに遠くへ達する力をきみは秘めている。

最後になりましたが、校長先生をはじめ、教職員の皆様、六年間という長い間、子どもたちをここまで立派に育てていただき、本当にありがとうございました。また、この日を迎えられた保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。

今日、この学校を巣立つ子どもたちが、○○小学校の卒業生としての誇りを持って、これから大いに活躍されることを願い、私の挨拶とさせていただきます。

令和〇〇年〇〇月〇〇日

〇〇〇〇小学校

PTA会長 〇〇〇〇

まとめ

卒業式の祝辞はPTA会長にとっての一大行事です。

しかし、あくまでも主役は卒業生で、その卒業生の巣立ちの儀式です。

ぜひ子どもたちに素敵なメッセージを伝えて、記憶に残る素晴らしい卒業式にしてください。

\卒業式の服装をビシッと決めるなら/

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女の子と男の子の2児の父。
子どもが通った小学校でPTA副会長を3年、会長を6年務める。その間、さまざまな場面において人前での挨拶を経験。入学式と卒業式で述べた祝辞は合計11回。その経験から、PTAに奮闘している方々の手助けをしたいと思い、小学校のPTAについて書いています。
仕事は普通のサラリーマン。Webマーケティング業務に携わり、集客のためのコンテンツ作成やWeb広告に勤しむ毎日。ChatGPTなどのAIツールも絶賛活用中。

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