PTAって大変なイメージがありますよね。特に「会長なんて絶対無理でしょ」って、当然そう思いますよね。
PTA会長を6年間務めた私でも、側から見たらそう思います。
でもやってみると意外と楽しいこともあるし、やってて良かったなって思うことありました。
ということで今回は、6年間PTA会長を務めた私が「PTA会長をやってよかったこと」をランキング方式でご紹介いたします。
「PTA会長になって欲しいとお願いされたけど引き受けようかどうか迷っている」という人
\この記事を書いた人/
かのしあ
女の子と男の子の2児の父。
子どもが通った小学校でPTA副会長を3年、会長を6年務める。その間、さまざまな場面において人前での挨拶を経験。入学式と卒業式で述べた祝辞は合計11回。その経験から、PTAに奮闘している方々の手助けをしたいと思い、小学校のPTAについて書いています。
仕事は普通のサラリーマン。Webマーケティング業務に携わり、集客のためのコンテンツ作成やWeb広告に勤しむ毎日。chatGPTなどのAIツールも絶賛活用中。
【5位】人脈が広がった
PTA会長をやってよかったことランキング5位は「人脈が広がったこと」です。
PTA会長になると、さまざまな会合に出席するので、その結果、自然と人脈が広がります。
例えば
- 同学年、他学年の保護者
- 教職員
- 他の学校のPTA会長やPTA役員、保護者
- 地域の人たち
といった方々と深く関わることができます。
つながりを持つことにより、PTAのプロジェクトやイベントを成功させる際に、支援や協力を受けやすくなります。
また、PTAに携わる保護者同士だと、PTA活動に対するざっくばらんな思いや悩みも共有できます。
そして何よりも良かったなぁと感じたのは
- さまざまな職種の人とつながることにより新たな視点に気づいた
- コミュニケーション能力を養えた
- 本業につながった(業務提携や販売など)
などです。
自分自身を成長させたいと思っている方や、職業上の人脈を広げたい方にとって、PTA会長になることは、その目標を達成するために有効な手段となる可能性があります。
【4位】校長先生を含め、先生方との距離がグッと縮まった
PTA会長をやってよかったことランキング4位は「校長先生を含め、先生方との距離がグッと縮まった」ことです。
PTA会長になると、PTA担当の先生や、担任以外の先生ともコミュニケーションを取る機会が増えます。
それにより距離がグッと縮まり、
- 信頼関係を築きやすくなる
- 学校運営や教育に対する本音が聞ける
- 子どもたちのことを真剣に考えてくれていることが分かる
という利点があります。
そして普通はあまり話す機会がない校長先生とも話ができます。
校長室で意見を交わしたり、夜に食事をしながらざっくばらんに話したりもしましたよ。
些細な話もしましたが、それ以上に、学校運営や教育、子どもたちへの思いなどについて聞けたのは、めったにできない貴重な経験でした。
それと、担任以外の先生にも自分の子どもを認識してもらえるのは、正直悪い気はしないですよ(もちろんエコひいきはされません)。
【3位】子どもの自然体の姿を見られたこと
PTA会長をやってよかったことランキング3位は「子どもの自然体の姿を見られたこと」です。
父親って意外と自分の子どもが学校でどのように過ごしているのかを知らなかったりしませんか?
かろうじて運動会や学習発表会のなどの行事、授業参観には足を運ぶかもしれません。でもそれ以外で子どもの様子を見る機会は、なかなかないですよね。
ところがPTA会長になると、学校に足を運ぶ機会が増えるので、その時に普段の授業中の姿をのぞいたり、休み時間に友だちと遊ぶ姿を見られたりします。
こっそりと授業をのぞいて「おっ、ちゃんと手を上げて発表してるじゃん」とか、休み時間の様子を見て「友だちと楽しそうに遊んでる!」なんて思っていました。
普段は見られない子どもの様子を目の当たりにすることで、子どもの成長や友だちとの関わり方、先生との接し方など、新たな発見がたくさんありました。
このようにして子どもの自然体の姿を見ることができたのは、PTA会長という役割を通じて得られた、かけがえのない経験です。
【2位】自分の子どもが卒業するときにステージで祝辞を述べることができたこと
PTA会長をやってよかったことランキング2位は「自分の子どもが卒業するときにステージで祝辞を述べることができたこと」です。
自分の子どもが卒業するときに、ステージに上がって祝辞を述べるってすごいことだと思いませんか?やりたいと思ってもなかなかできることではないですよね。
しかも卒業式の祝辞に、自分の子どもに向けて「こうなってほしい」とか「こういう思いを持ち続けてほしい」といったメッセージを込めることができるんですよ。つまり、自分の子どもへのメッセージを、卒業式の壇上から伝えられるんです(もちろん卒業生全員に対して同じ思いを込めますが)。
これはPTA会長だからこそできる経験です。
ちなみに私がPTA会長を続けられたのは「自分の子どもが卒業するときに祝辞を述べる」ことをモチベーションにできたからです。
私は2児の父親で、自分の子どもたちが通う小学校でPTA副会長を3年間、会長を6年間続けました。
PTA会長になってから、毎年度末には「来年こそはPTA会長を断ろう」と思っていました。ごく普通のサラリーマンで、昔からこの地域に住んでるわけでもないので、地域に根ざした人の方が私より適任だと感じていました。
それでもPTA担当の先生から「来年度も会長を引き受けてください」と頼まれ、悩みながらも続けれられたのは「自分の子どもが卒業するときに、ステージに上がって祝辞を述べる特別な経験ができるのは限られた人だけ」という考えをモチベーションに変えられたからです。
子どもが成長した今でも「お父さん、あの時ステージで祝辞を述べてたよね」なんて言われると、照れくさいですが、誇らしく思ったりもします。
【1位】自分の子どもが「PTA会長をやっているお父さんがかっこいい」と思ってくれていたこと
PTA会長をやってよかったことの映えある1位は「自分の子どもが『PTA会長をやっているお父さんがかっこいい』と思ってくれていたこと」です。
これはPTA担当の先生が教えてくれた話です。
ある時、PTA担当の先生が私の子どもに聞いたそうなんです。
〇〇くん、お父さんがPTA会長をやっていることをどう思う?
それに対しての返答が
PTA会長をやっていてかっこいい。それと、たくさん学校に来てくれるからうれしい。
だったそうです。
私が学校に行ったとき、いつも遠くに離れていったり、ちょっと嫌そうな顔をしたりしていたのに、こんなことを思っていてくれてたんだなと、ものすごくうれしくなったことを覚えています。
さらに、手紙の書き方を学ぶ授業で、思わず涙がこぼれてしまいそうな内容の手紙を私宛に書いてくれました。
実際の手紙がこちらです。
自分の子どもからこんな感謝の言葉をもらえるなんて、お父さん冥利に尽きますよね。
PTA会長をやることによって得られた経験は、私にとってはかけがえのないものです。子どもとの絆を深められ、多少は尊敬してもらえたのかなと思うと「PTA会長をやってよかったな」と思えます。
もし「PTA会長なんて大役は無理だな…」と思っているなら、思い切って引き受けてみてはいかがですか?子どもも密かに喜ぶかもしれませんよ。
まとめ
今回は、PTA会長をやってよかったことをランキング形式で紹介しました。
PTA会長の就任を打診されており、それを受けるかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
私も引き受ける前は、かなり悩みましたが、やってみたら楽しいことや嬉しいことがたくさんありましたよ!
▼PTA会長になるかもしれない方に向けて、メリットとデメリットもご紹介しているので、ぜひこちらの記事もご覧ください。