PTA会長になると、さまざまな場面で挨拶を依頼されます。
「人前での挨拶って緊張するし、何を話したらいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?
実際私もPTA会長になりたての頃は、どのような挨拶をすればいいのか分からずインターネットで調べたりもしました。
今回は、そんな私でも人前で簡単に挨拶できるようになった方法を紹介したいと思います。
【結論】挨拶に使えそうな素材を常に集めておく

普段の生活で、テレビを見ていたり新聞を読んだり、または人と会話をしていて「あっ、すごくいい話だな」と思うことはありませんか?
例えば「ラグビーワールドカップのONE TEAMの話(すごくベタですが)」や、「震災の時に地域の高齢者のために若者が手助けをした話」など、意識をしていると自然と挨拶に使えそうなネタがたくさん集まります。
結論から言うと、挨拶のコツは「常にアンテナを張っておいて挨拶に使えそうな素材を集めておく」ことです。
素材さえ集めておくと、いろいろな場面で訪れる挨拶の場で「どんなことを話せばいいだろう」と困ることはありません。
このあと、挨拶ネタの具体的な探し方についてもご紹介いたしますが、まずはここで心がけて欲しいことを2つお伝えいたします。
その2つとは、
ということです。
1年間の行事をある程度把握しておいて、どのような場面での挨拶に使えるネタなのかを考えながら集める
長い期間PTA会長をやっている人は、1年間を通じてどのような行事があって、どのような場面で挨拶しなければいけないかが分かっています。
ただ、初めてPTA会長になる方だと、どのような場面で挨拶を求められるかが分からないケースが多いです。
挨拶の内容はその行事にあったものにしなければいけません。
例えば、子どもの見守り活動に関する会合での挨拶であれば「交通安全などのネタ」が適しています。また、たくさんのPTA会員の協力が必要なバザーの準備での挨拶であれば、先にも例えた「ラグビーのONE TEAM」の話題などがふさわしいものとなります。
ですから、あらかじめ1年間のスケジュールをしっかり把握し、どのような場面での挨拶で使えるネタなのかを考えながら集めるのが重要です。
どのような場面での挨拶に使えるネタなのかを考えながら集める
集めた挨拶ネタは必ずメモをしておく
もう一つ心がけて欲しいのが「ネタを見つけた場合は必ずメモを取っておく」ということです。
私も経験がありますが、どんなにいいネタでも、メモをしていないと後から思い出すことはなかなかできません。
「あっ、これって挨拶に使えるな」というネタがあったら、必ずメモをするように心がけてください。
手帳に書くのもいいと思いますが、もし常に持ち歩いていなければ、スマホを活用するのがおすすめです(スマホは常に持ち歩いているという前提になってしまいますが)。
スマホだとメモアプリなどがあるので、どこでもすぐにメモを取ることができますし、印象に残ったものを気軽に写真に残すこともできます。さらに、手帳だと書いたページを探すのに手間取ったりしますが、アプリだと保存先に表題をつけたりできるので、ふとした拍子にパッと取り出せるメリットがあります。
ちなみに私はネタを保存しておくのに「Evernote」や「OneNote」といったアプリを使用しています。詳しい説明は割愛しますが、どちらのアプリも「ノートブック」といったグループ分けができたり「タグ」をつけることによって、欲しい情報をすぐに取り出せて非常に便利です。
ネタがあれば必ずその場でメモをする。メモをするときはスマホのメモアプリが便利。
PTA会長の挨拶ネタはどこで収集する?実践例をご紹介

それでは6年間PTA会長をやっていた私が実践していた、PTA会長の挨拶ネタの収集方法をご紹介いたします。
【一番のおすすめ】学校で目に入ったものをネタにする
PTA会長になると学校に足を運ぶ機会が多くなります。その時に子どもたちの様子、廊下や教室に貼ってあるものに目を向けてみてください。
その目に入ってきたものがすべて挨拶のネタになります。
もう少し具体的に説明すると、
という感じで、例を挙げるときりがないくらい出てきます。
【具体的な方法】集めたネタを挨拶文にするには
「ネタはたくさん集めたけど、それをどのように挨拶文にするの?」という点ですが、「見たことや感じたことをそのまま話すだけでOK」です。
例えば、夏休み明けに行われるPTAの会合で学校に行ったとき、まだまだ暑いのに子どもたちが汗を流しながら元気に遊んでいたとしたら、
「夏休みが明けでまだまだ暑い日が続いていますが、そんな暑さも関係なく子どもたちは汗を流しながら元気に遊んでいますね」
「子どもたちがこれからも元気に学校に通えるように、PTA活動へのご協力をお願いします」
という風に、見たことをそのまま話すだけでも十分な挨拶になります。
また、夏休みや冬休み明けは自由研究が教室や廊下に飾られているので、そのことについて話すのも一つの手です。
子どもは、大人にはない発想を持っているので「調べもの系」の自由研究は、本当に面白いものがたくさんあります。
私が見た中で「これはすごい発想で面白いなぁ」と思ったものに「みかんを何個食べたら手足が黄色くなるか?」という自由研究がありました(最終的に「しばらくみかんは食べたくなくなりました」という結論にほっこり笑わせてもらいました)。
そんな子どもたちの作品を見たら、その作品の紹介を絡めて挨拶にしてしまえばいいのです。
「子どもたちの自由研究の作品の中に○○○をテーマにしたものがありました。子どもたちには、私たち大人にはない素晴らしい発想を持っていますね」
とか、
子どもの自由研究をほとんど親が作っていることを前提で、冗談が通じる挨拶ができる場面であれば
「廊下には子どもたちの自由研究が飾られています。子どもだけで作ったとは思えないような素晴らしい作品もありました。お母さん方、本当にお疲れさまでした」
※少しうけをねらった感じの挨拶です
これ以外にも挨拶のネタは学校の中にたくさんあります。見たものをメモしたり、写真を撮って保存しておいたりして、挨拶文の作成に活用してください。
まとめ
PTA会長の挨拶というと堅苦しく考えがちですが、決してそんなことはありません。
ぜひこの記事を参考にしていただき、これからの挨拶に活用してください。
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